top of page
グループ 6_2x.png

イベントレポート

REPORT

IRONMAN New Zealandに出場しました!




【レースレポート】

スイム3.8km(1時間20分22秒)2分8秒/100m


湖なので波はないと勝手に思ってましたが、レース2日前の試泳時には強風のためかなりの横波。(沖から岸に向かって真っ直ぐの波)


当日も強風&横波がまあ条件は皆同じなのと、泳がない訳にはいかないので覚悟を決める。

また水温は17-18度と聞いていましたが、実際には20度ぐらいあったんではないかと諸先輩方が言っておりました。(この2-3度はかなり大きい)


ので、水温の冷たさは気にならず。

スタートラインに並んでの全員一斉のフローティングスタート。

バトル回避のために外側からスタートしたので、スタート前の水深は私の身長(187cm)でギリギリ足が付くぐらいでした。(顔だけ水面に出るぐらい)


沖から岸にかけての波なので、コースの特性上、序盤は右からの横波、中盤は左からの横波、終盤はまた右からの横波になるという順番。(コースMAPは写真の最後に添付)

海の波と違うのは高さがめちゃくちゃ大きい訳ではないですが、中程度の波が間髪入れず延々と来るイメージです。


なので、ローリングすると体がめくられそうになるので、(ボートが転覆するみたいに)そこも耐える必要がありました。

岸側が黄色ブイ、沖側が赤ブイでしたが、赤ブイ側(沖側)のコースに進んでしばらくして、ふと気付くと黄色ブイが目の前に。


スタートしてしばらくは集団に入って適度にヘッドアップしながら、ドラフティングしていたのですが、沖側の赤ブイZONEに入ったあと、横波に煽られていつの間にか集団で岸側に流されていたようです。

その後はとにかく横波に流されないように2-3回にヘッドアップを入れながら泳ぐ。(Garminを見るとそれでも何度か流されていましたが)


30-34でエイジチャンピオンになった久保埜コーチ曰く、あの波であれば「ブイを2つ先まで見ると真っ直ぐ泳げる」だそうです。(理解は出来ますが、出来るかはまた別の話)


去年後半ぐらいからプールでのスイムはだいぶ速くなってきたので、今後のスイムの上達はOWSの練習とレースに出て海対策&波対策が必須と感じたスイムパートでした


T1

トランジッションバッグを事前に預けて、スイムアップした後に受け取りテントで着替えるスタイル。

黒モルテンは入れつつ、バイクジャージに着替えてGo。バイク前半は曇り&寒そうだったので、アームカバーと手袋も付けて、バイクをピックアップして出発。

着替えた残骸はボランティアの方がトランジッションバッグに詰めてくれます。(みんなめちゃ良い人でした)


バイク180km(6時間0分1秒)29.86km/h

獲得1044m(Garmin記録上)90km×2周回

これだけ走って、あと2秒何とかならんかったんかい(笑)

と思いましたが、5時間台は次回のお楽しみで。


レース2日前の試走時、そして昨年のタウポに出場した方の情報から事前に、

・往路は追い風下り基調

・復路は向かい風上り基調

という半分天国、半分地獄のパターン

ですがこちらもコースの特性上、

追い風→左からの横風→右からの横風→向かい風(この日の風は天気予報上では7-9mぐらい)

という順に90km進んで行くイメージでした。


久保埜コーチからのアドバイスで事前に30分に1回補給作戦で進める予定でしたが、あまりにもお腹が空くので、1周回目の往路でオニギリとバナナ、2周回目の往路でもオニギリとバナナを食べました。(その他は30分に1回モルテンgel)


ドリンクは1本目がモルテンに粗塩を少し溶かしたもの、2本目以降はエイドで受け取る水で水分補給。(3回エイドで受け取りましたが、特に前半涼しかったのもあり全部飲み干したボトルはありませんでした)


さて、レースの方に話は戻りますが、久保埜コーチとの事前ミーティングで基本は65%前後(170w)で走ることに。


1周回目の往路は追い風もあって快調に進んでいましたが、すれ違う選手たちの苦悶の顔が、、笑(向かい風の上りを走っている人達)

「いやーそうなるよねー笑」

と独り言を言いながら復路に向けて覚悟を決める。


往路は一部横風区間もありましたが、基本は快調に進み折り返した後もしばらく170wで30km前後出ていたので、「あれ?意外とイケるかも!」と思ったのも束の間、、

65kmを過ぎた辺りから来ましたよ笑


地獄の向かい風上り区間。


踏んでも踏んでもスピードが出ないので距離も進まず、170wキープどころでは無くなり、下りでも30km出ないぐらいの風でした(私の脚力とエアロの問題もありますが)

が、折り返し地点過ぎた辺りでこの日1本目のカフェイン入りモルテンgelを入れたので、何とか復路を走り切り、2周回目へ。(ベンガのクニちゃんの「70.3ぐらいがちょうど良い」という言葉が身に染みる時でした、、

※1周回目は2時間55分50秒(NP174w)


1周して力を抜ける区間と頑張る区間がだいたい分かったので、2周目往路はよりパワーセーブで。

日が出て少し暑くなって来たのでグローブとアームカバーを外し、水分も多めに入れるようにしました。


路面に関してはガタガタの区間と、割と綺麗な区間がどちらもあり、若干ガタガタ区間の方が多かったかと。


試走時にそこまで路面も悪く無さそうだったので、空気圧はいつもと同じで走りました。

補給も1番登り&向かい風が厳しい区間に合わせてカフェインを入れ、最後の力を振り絞る、、、!もやはり進まない


まあこれはもっと練習しろという事なんだと受け取ってひたすら我慢して踏み続けました。(キツいのはみんな一緒)


そして身体も頭もだいぶ疲れてきたのか、

「ここから本当にフルマラソン走るのかー」

「T2で誰かがドッキリでしたーとか言ってランは無しにしてくれないかなー」

とか意味不明な事ばかり考えていましたが、T2でそんな事を言ってくれる人はもちろん誰もいませんでした、、


復路のラスト4-5kmは下り基調になるので、最後は気持ち良く飛ばしてバイクフィニッシュ!

メカトラなどトラブルなく180km走り切れたのは本当に良かったです^ ^

※2周回目は3時間5分ちょっと(NP170w)


ノンストップで180km走ったのは初めてだったので、レース後に鏡を見たら脚が太くなっていた、、、気がしました。(因果関係不明)

私の場合、バイクはロングライドをもっとやらないとironmanは厳しいなーという印象です。(そもそもの練習量が足りない)

そしてT2へ、、


T2

バイクはボランティアの方に渡して、トランジッションバッグをピックアップしてT1と同じテントに。

バイクジャージからトライウェアに着替えて、ランへGo!

こちらでも脱ぎ捨てたジャージやヘルメットなどはボランティアの方がトランジッションバッグに入れてくれる流れでした。(めちゃ有り難い)


ラン42.2km(4時間49分52秒)6分59秒/km

約10.5kmを4周回。

周回ごとに違う色のバンドを受け取って、行くパターン。

ハーフまでは6分30秒以内で、その先は行ける所までそのペースを維持作戦。

が、T2から飛び出して走り始めると何かがおかしい、、、


お?気持ち悪い&胸焼けが

「これが噂のironmanあるある内蔵トラブルか〜」

と呑気な事を考えつつ、2-3km走るも治る気配も無し。(恐らくDHポジションで固形物を食べ続けたのと、ガス抜きをしなかったのが原因では?とアフターレースで先輩方からのアドバイスがありました)


最初のエイドでコーラとモルテンgelを入れたらリバースしそうになったので、そこからは一旦補給無しでエイドは水のみ。


一旦吐いてスッキリして補給を取るか、このまましばらく水だけで我慢するか迷った挙句に後者を選択。(万が一リバースして補給取れなかった場合は最悪なので)

コースは基本細かいアップダウンが続き、周回の終盤に3つ?4つ?ほど大きな坂があり、その中でも1番最後の坂が中々ストロングな坂で、当然の如くだいぶ足を削られました

さて、そこからは淡々とエイド〜エイド間はゆっくりでも良いので走る、エイドは歩きながら水を飲むの繰り返し。


2周回目からはポテチだけは食べられそうだったので、エイドでポテチ+水というルーティーンになりました。

身体的にもメンタル的にもメンタル的にも1番キツかったのは3周回目で、

「3周で終わりだったら良いのになー」

と思いつつ、これが3周じゃなくて4周だからironmanなんだろうな、、と謎に勝手に納得。

フィニッシュゲートで自分がironmanコールをされてる事だけをイメージして何とか持ち堪えました^ ^


ハーフ付近から徐々にペースは落ちて来ましたが、基本エイド以外はほぼ歩かずに進める事が出来ました。(ラスト2周の激坂登りのみ歩き)

途中ほぼ補給を取らなかったお陰か、吐き気もだいぶ治ってきたので、満を持して最終LAPの手前でカフェイン入りのモルテンをin!

そこまでペースは上がりませんでしたが(笑)逆に大きく落とすこともなく、最終LAPも終盤に。


ラスト1kmは何とかペースを上げて、ゴール付近へ!

ゴールが見えた瞬間は、家族や仕事仲間、トライアスロンの先輩方&仲間への感謝が溢れ、一気に豊かな気持ちになりました。

そしてironmanコールの余韻に浸りたかったため、後ろに誰かいないかを確認しながら(笑)、最後はフィニッシュゲートをくぐる事が出来ました

いやー、しんどかったー(笑)

総じてタウポへの行き、帰りでトラブルが頻発したお陰か、レースでは秘書の予言通り、大きなトラブルなく終えることが出来ました。


またアフターレース(もちろんレース前も)ではironmanの大先輩方にお世話になりっぱなしで、練習・補給・メンタリティ・レースの戦略設計について、色々とアドバイスも頂けました⭐︎(めちゃくちゃ貴重な時間)

どんな環境に身を置くかで成果が変わるかを改めて実感。

3種目とも伸び代を充分に感じた初ironmanとなりました!!







ターニング・イノベーション

運営会社
ターニング・イノベーション株式会社

©Turning Innovation, Ltd. All Rights Reserved.

bottom of page